色彩でめぐる世界の絶景

サバンナで暮らすゾウの大家族

dsc3736-15_%e3%83%9c%e3%82%b9%e3%83%af%e3%83%8a-%e3%83%81%e3%83%a7%e3%83%99np_700_r

 

 チョベ国立公園は、アフリカ・ボツワナ北部のチョベ川沿いにある国立公園で、ザンビア、ナミビア、ジンバブエと隣接する。ボツワナで2番目に広い国立公園で面積は1万平方㌔メートルを超え、場所によって、草原、森林、湿地、乾燥地帯、と異なり、それぞれの環境に適した野生動物が多数生息する。中でも特筆すべきはゾウの多さだ。

 ここチョベは、アフリカ大陸のなかで最もゾウの生息密度が高いとも言われる。

 写真に写る木立は、アカシアなどキリンが好んで食べる木々であり、またライオンなどの肉食動物は日中にその木陰で休む。この写真は、チョベ川を何日かかけてクルーズ船で旅をしたときのもので、早朝に船の部屋から撮影した。朝の光に草木と川面が輝く中を、ゾウの大家族がゆっくりと歩いてゆく。

 野生界の厳しさを忘れるような平和な光景だった。

 

 【撮影地】ボツナワ・チョベ国立公園

 (谷角靖)

PAGE TOP