亜熱帯やんばるの森

ハナサキガエル

202401

集団産卵するハナサキガエル。白く輝くのは卵塊。環境省レッドリスト絶滅危惧II類

 

 かつて琉球列島※に分布するハナサキガエル類は1種として扱われていた。現在では4種に分けられ、ハナサキガエルという和名の種は、やんばる固有種となった。

 体長は雄で4.2〜5.5㌢メートル、雌で6.5〜7.2㌢メートルと中型サイズながら、やんばるのカエルでは最も個体数が多い。そして、体色が変異に富むのも大きな特徴だ。
圧巻なのが、真冬の繁殖。数週間かけて渓流の滝つぼや淵などに数千個体が集まってくる。そしてある晩一斉に水中に入り、集団産卵を行う。1匹の雌が100〜200個の卵を産むと言われ、その輝きは真珠のようだ。

 

 

 ※)琉球列島はトカラ列島から八重山諸島にかけての亜熱帯の島々。大東諸島、尖閣諸島は含まれない。

 (湊和雄)

 動画でもご覧ください。

 

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