森林文化協会からのお知らせ
報告

ブナ林を歩き、「玉原越え」も体験  玉原高原野外セミナー

今年の玉原高原野外セミナーを、9月2日(土)~3日(日)に友好団体である森林塾青水との協力企画として、青水の会員ら17人の参加で実施しました。

 

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●関東隋一と言われる玉原高原ブナ平のブナ林

初日は、集合場所のJR上毛高原駅から乗用車に分乗して群馬県沼田市の玉原高原へ。車を停めたセンターハウス前の駐車場(標高約1170m)から、ブナ平(標高約1300m)との間を往復しました。ブナ平のブナ林は関東隋一と言われ、地理的には太平洋側に位置しますが、森林の構造は日本海型のブナ林となっています。高木層にはミズナラやトチノキ、ホオノキ、イタヤカエデなども見られますが、ブナの優占度がかなり高いのが特徴です。ただし、林床はほぼ一面がチシマザサ(ネマガリダケ)に覆われ、ブナの世代交代は必ずしもうまくいっていません。現地ではNPO法人「玉原高原の自然を守り育てる会」が調査や植樹に取り組んでおられ、この日は同会の活動日に当たっていたため、シードトラップを設置してのブナ結実量調査の様子や、植樹後の成育状況などを見学させてもらいました。

 

 

2日目は、かつて沼田市街地とみなかみ町藤原地区との往来に使われていた「玉原越え」のルートを、2時間余りかけて藤原湖畔まで下りました。JR上越線が開通し、藤原地区への県道が整備された昭和前期までは頻繁な利用があったようです。この道を使って、かつての人々は馬に背負わせた炭俵を運んだそうです。森林塾青水は、藤原地区で森林の整備や茅場の再生活動を行っています。この日は地区の中心にある諏訪神社で例大祭が開かれていましたので、伝統の獅子舞などを鑑賞して地区の人々と交流した後、帰路につきました。

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