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47都道府県の木、新国立ぐるり ひさしに使用へ

 47都道府県の木々に囲まれた競技場に――。東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の軒ひさしの部分に、全ての都道府県の木材を使う構想を22日、建設主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が明らかにした。
 「全ての日本人の心を一つにする競技場」を目指し、方位に合わせて各都道府県のスギやマツを配置。北門と東門には東日本大震災で被災した東北3県の木材を、南門は熊本地震があった熊本県の木材を使う。設計した隈研吾氏は「気候や風土による木材の色合いの違いを楽しんでほしい」。見積もりの甘さや予算の増額が問題となった新国立競技場だが、担当者は「調達費は予算内でおさえます」。

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