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「地方出身の経験生かして、森林のことを伝えたい」ミス日本みどりの大使が表敬訪問

2025年の「ミス日本みどりの大使」佐塚こころさん=東京都中央区の朝日新聞東京本社
2025年の「ミス日本みどりの大使」に選ばれた佐塚(さつか)こころさん(19)が3月3日、東京都中央区の朝日新聞本社内にある森林文化協会を表敬訪問しました。
現在都内の大学1年生の佐塚さんは長野県佐久穂町出身。身近に山や豊かな自然がある環境で生まれ育ち、小学4年生から中学1年生まで地元の「緑の少年団」に所属し、学校林での植樹や伐採の体験もしたそうです。
高校生の時に、聴覚障がいがある生徒と手話でコミュニケーションを深めたいと思い、手話を勉強。今年11月に日本で開催される東京デフリンピック2025にボランティアで参加するのが目標で、その際、一人の学生ではなく知名度があるミス日本として参加できれば、より多くの人に聴覚障がいや手話について知ってもらえるのではないか、と考えたのが応募のきっかけだったそうです。
ミス日本の最終選考を前に多くの分野の講習を受けましたが、国土緑化推進機構からは、森林や、木材資源の活用について学んだそうです。「耐震耐火性能が向上して、木を残しながら現代の建築の良さも生かした建築が生まれていることを知ったのが一番の驚きでした」と話します。
みどりの大使に就任後、千葉県内の杉林でポスター撮影をしたり、地元を表敬訪問したりといった活動を始めています。
「地方出身、長野出身のみどりの大使として、幼いころから山に親しんだ経験を語りながら、新たに学んでいくことも合わせて多くの方に森林について伝えていければと思っています」と抱負を語りました。