ブックガイド

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●ウサギ学 隠れることと逃げることの生物学

山田文雄 著 東京大学出版会 本体4500 円+税

book%e3%82%a6%e3%82%b5%e3%82%ae%e5%ad%a6ウサギとの新たな関係づくりを

 

ウサギは古くからの狩猟対象で、文化的には『古事記』から記載がある。唱歌「ふるさと」の歌詞もウサギで始まる。それほど身近であったのに、今ではシカやサルなどに比べて出合う機会がはるかに少ない。環境の変化などで数を減らしたのは間違いないが、副題に書かれた「隠れる」「逃げる」という暮らしぶりが、出合いを遠ざけている面もありそうだ。そんなウサギを長く調べてきた生物学者が、ウサギと人間との新たな関係づくりに必要な歴史的知見や内外の研究成果をまとめた。

 

さて日本に暮らす野生のウサギは、いったい何種だろうか。本の記載によると、在来4種(ニホンノウサギ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、アマミノクロウサギ)と外来1種(ヨーロッパアナウサギ)。正解できなかった人には、この本を手に取ってみる価値が十分にありそうだ。

 

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