年報『森林環境』
「森林環境2025」 森林環境2025 特集野生動物と人間
森林環境2025が発行されました。特集は「野生動物と人間」。捕獲して食料にしたり、被害をもたらす獣害となったり、減少による保護の対象となったり。野生動物と人間の関係は歴史的にも変遷をたどってきました。
国内で昨今、「アーバン・ベア」と呼ばれる都市に出没するクマによる被害が、社会的に関心を集めるなか、本書は野生動物と人間の関係の現代的な意味を多角的に問い直し、今後の野生動物と人間のあるべき関係を考えます。
※書籍(写真、図表カラー)は有料(1800円+税)で販売中。ご希望の方は森林文化協会へご連絡ください。送料は別途かかります。Amazonサイトでも販売する予定です。
編著=森林環境研究会
責任編集者=原田一宏、井上真
発行者=藤井龍也
発行=(公益財団法人)森林文化協会
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目次
- 序章
- 野生動物と人間
- 第一部 野生動物と人間をめぐる関係を見るための視座
- 人間と野生動物の歴史 三浦慎悟
- 第一部 野生動物と人間をめぐる関係を見るための視座
- 野生動物をめぐる 環境倫理やアニマルウェルフェア 鬼頭秀一
- 第一部 野生動物と人間をめぐる関係を見るための視座
- ワンヘルスという共存 羽山伸一
- 第一部 野生動物と人間をめぐる関係を見るための視座
- 学問と実践をつなぐ 野生動物管理学の役割 梶光一
- 第二部 途上国における野生動物と人間の関係
- 東南アジアにおける 野生動物と開発 久世濃子
- 第二部 途上国における野生動物と人間の関係
- 中部アフリカにおける野生肉危機と 持続的狩猟のアカウンタビリティ 安岡宏和
- 第二部 途上国における野生動物と人間の関係
- 地域住民と野生動物の共生制度にみる タンザニアの特徴 原田一宏、安藤和雄、山根裕子
- 第二部 途上国における野生動物と人間の関係
- 伝統的な捕鯨と 商業捕鯨をめぐる諸問題 岸上伸啓
- 第三部 日本における野生動物と人間の関係
- 環境アイコンとしてのコウノトリ 菊地直樹
- 第三部 日本における野生動物と人間の関係
- 狩猟とジビエの利用をつなぐ工夫-鳥取県智頭町の実践 大元鈴子
- 終章
- 「関係的世界」における野生動物と人間 井上真
- トレンド・レビュー
- クマ類による農村部と都市部の 被害とその対策 佐藤喜和
- トレンド・レビュー
- 関東都市域で拡大するナラ枯れ -その現状と対応- 矢口甫
- トレンド・レビュー
- 福島の森林・林業の現状と 再生に向けての課題 眞中卓也
- トレンド・レビュー
- 新法・地域生物多様性増進法について 小林誠
- トレンド・レビュー
- 「劣化地の再生」 ことはじめ 森本淳子
- トレンド・レビュー
- 増える出没、クマと人のすみ分けをどう考える 秋田でクマの生息地を訪ねて 松村北斗
- トレンド・レビュー
- 「クマと人、ほどよい距離取り戻したい」 秋田県専門職員近藤麻実さんに聞く 松村北斗
- あとがき・奥付など
- 森林環境研究会
- あとがき・奥付など
- あとがき
- あとがき・奥付など
- 朝日新聞掲載 特集紙面「生物多様性 企業が守る」
- あとがき・奥付など
- 巻末