年報『森林環境』
「森林環境2010」 生物多様性COP10へ
身近な里山問題から世界の森林事情にいたるホットな話題を掲載。科学と政策、文化をつなぐ環境年鑑です。
(1)特集1:愛知・名古屋COP10へ向けて、(2)特集2:生物多様性保全の現場から、(3)トレンド・レビュー、(4)緑のデータ・テーブルの4部構成。
- 編著=森林環境研究会
- 責任編集者=森本幸裕+竹内敬二
- 発行=(財)森林文化協会
- 発売=朝日新聞出版
- 定価=本体2,000円(税別)、協会会員は1,800円(税別)
目次
- まえがき
- 生態圏 壊すのも人間、直すのも人間/竹内敬二
- 巻頭言
- 生物多様性を護るとはどういうことか/岩槻邦男
- 1<特集1:愛知・名古屋COP10へ向けて>
- COP10の論点と愛知・名古屋以降の課題/香坂玲
- COP10への期待 国際NGOの視点/日比保史・千葉知世
- COP10とSATOYAMAイニシアティブ/渡辺綱男
- 企業の生物多様性戦略/足立直樹・御厨英美子
- 生物多様性の保全と再生 愛知県の取り組み/石田晴子
- 2<特集2:生物多様性保全の現場から>
- 里の自然再生「久保川イーハトーブ世界」の取り組み/須田真一・鷲谷いづみ
- 協働による自然林の順応的再生活動/鎌田磨人
- 都市の生物多様性をデザインする/森本幸裕
- 猪名川上流域の里山林「台場クヌギ」林の特性/服部保
- 人工林管理と生物多様性/速水亨
- 森林経営のリスク対策と生物多様性のバランス/金沢滋
- 人工林で生物多様性をどう考えるか/長池卓男
- エコツーリズムは生物多様性に貢献できるか/小川巌
- 3<トレンド・レビュー>
- 木質バイオマスを活用した地域の再生/井坂暢也・松下和夫
- 4<緑のデータ・テーブル>
- 2009年の温暖化交渉/竹内敬二
- 2009年 森林環境年表
- <コラム>
- 生物多様性にみる「空間」と「時間」/有馬孝礼
- 生物多様性オフセット/海老沢秀夫