年報『森林環境』
「森林環境2004」 創刊号
年報『森林環境』は、これまでの研究誌『森林文化研究』を引き継ぎ、森林文化協会の「森林環境研究会」が監修する森林と環境の総合年鑑です。3部構成で、研究成果の特集や1年間の森林環境関連の動きやデータなどを掲載し、毎年春に発刊します。
- 編集=森林文化協会
- 責任編集者=竹内敬二/松下和夫
- 発行=築地書館
- 定価=本体2,000円(税別)、協会会員は1,800円(税別)
目次
- 巻頭言
- 森の思想に戻ろう(梅原猛)
- まえがき
- 「森林を再評価する時代」の期待と気がかり(竹内敬二)
- 第1部/特集 日本の森林と温暖化防止
- 京都会議以降の地球温暖化交渉(髙村ゆかり)
- 森林吸収源ルールはどのように決まったか(原田隆行)
- 米国、英国、ドイツ、日本の温暖化対策(松下和夫)
- 日本の森林のCO2吸収量(天野正博)
- 日本企業による海外造林と京都メカニズム(小林紀之)
- 日本企業による海外産業植林の現状と課題(田野岡章)
- 機能間の矛盾と共生の森の再生(鷲谷いづみ)
- 環境税の導入と日本の森林整備(村田泰夫)
- 第2部/トレンド・レビュー
- 鎮守の森の再発見――カミとヒト、自然と人間の接点(上田正昭)
- 日本の森林認証制度――新制度と森林管理の課題(根本昌彦)
- 「自然再生」事業と再生の生態学(森本幸裕)
- 林業を「対馬」の現場から考える(松尾俊彦)
- 「力と闘争の文明」から「美と慈悲の文明」へ(安田喜憲)
- 森林・木材利用と循環型社会――地域資源の活用(有馬孝禮)
- 第3部/緑のデータ・テーブル
- 2003年森林環境年表
- 森林環境キーワード集
- 森林環境関連英文略語集
- <コラム>脱皮を余儀なくされている熱帯の森林企業(井上真)
- <コラム>生態系の異変(桜井尚武)