亜熱帯やんばるの森

活動が続くオオシマゼミ

鳴く雄。体長46〜56㍉メートルで、ツクツクボウシ属では国内最大種。奄美大島、徳之島、沖縄本島、久米島他に分布

 温帯ではセミ類の活動も終息した11月。亜熱帯やんばるの森では、未だにセミの活動が活発だ。クロイワツクツクとオオシマゼミ。どちらもツクツクボウシの仲間である。より遅くまで活動の見られるのがオオシマゼミのほうだ。

 6月下旬から活動を始め、11月いっぱい続く。年によっては、12月に入っても観察される。最盛期は10月から11月。他のセミ類も姿を消した秋の森では、クロイワツクツクと共に、至る所で活動が目に付く。地味な鳴き声のクロイワツクツクに対し、甲高い鳴き声のオオシマゼミは、遠くまで響き渡る。

 雄の体色は、緑を基調に黒や灰色が混ざる。また、雄の腹部には鮮やかな青色の横縞が入り、近縁のクロイワツクツクとの識別ポイントでもある。

 (湊和雄)

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