亜熱帯やんばるの森
キスジホソヘリカメムシの擬態

キスジホソヘリカメムシ成虫とホソヘリカメムシ類の幼虫。体長14~17㍉メートル。沖縄諸島から八重山諸島に分布
ホソヘリカメムシ類は、その和名のとおり細長い体型をしている。そして、ハチ類に擬態していると考えられている。特に体側に黄条の走るキスジホソヘリカメムシは、ハチに似ている。
さらに幼虫、特に若齢幼虫はアリに酷似している。サイズといい、行動といい口器の形状を見ない限りアリとの区別は難しい。ハチとアリは同じ目に属するが、成虫と幼虫で擬態モデルを取り替えているのが興味深い。
豆科植物の実を好んで吸汁するが、様々な環境の下草の上で周年活動している。そこには近縁のホソヘリカメムシも混在することが多く、幼虫の同定は困難を極める。
(湊和雄)
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