木育でつながる地域

リニューアル好評のやんばる森のおもちゃ美術館 その魅力は

草編みワークショップの様子=いずれもやんばる森のおもちゃ美術館提供

 3月14日にリニューアルOPENしたやんばる森のおもちゃ美術館は、6月6日に来館者が2万人に達しました。地元沖縄の方を中心に、予想をはるかに上回るペースになっています。感想で目立つのが、本当に大人も楽しかったという声。滞在時間も平均で2時間くらいになるかと思います。今回はその様子を紹介します。

 まずお客様が館内に入った際の第一声の多くが、「わ~木の匂いがする!」です。
 今回4倍の広さにリニューアルした館内の床は リュウキュウマツ、イタジイ、クスノキ、イジュ の4種類の木で埋め尽くされ、おきなわごっこファームや、やんばるのもりのコーナーの木も、すべてやんばるの森の木をそのまま使っています。

 リニューアルされた空間では、首里城の再建で出た端材をふんだんに活用しています。

運ばれてきた首里城再建の端材

運ばれてきた端材

おきなわごっこファーム

 ほとんどすべての野菜・果物 が首里城再建の端材で作られています。 収穫コーナーの自然木のうちオキナワウラジロガシの木は、 国頭村から今回の再建のために3本 運ばれてきました。必要な部分を残して切断したものを活用しています 。

おきなわごっこファームにある、端材でつくられた果物や野菜で遊ぶ子どもたち

端材でつくられた果物や野菜、キノコ

 

つみきひろば

 2000ピースの積み木は奥が深く、写真のようにかなりの構造物を作ることができます。 夢中になるのは大人が多く、完成した時にはお子さん・お孫さんふくめ別の場所に移動してしまっていることもしばしば。

 この首里城再建の端材をふんだんに使用したコーナーを、やんばるの森から木を運んだやんばる船が見守っている配置になっており、沖縄の木の文化、歴史を感じられる 空間づくりになっています。

端材をふんだんに使ったコーナーをやんばる船が見守る配置になっている

 

あぐー豚に乗れるコーナー

 全国の美術館にも乗って遊べるバスなどがあるのですが、やんばるでは「あぐ~豚」です。なぜか?あぐー豚はオジー・オバーの世代には一般の家庭でも飼われていてとても身近な家畜でした。
 ご年配の方はその当時の思い出が沢山あり、それを子や孫に思わず語りたくなる。前回も紹介させていただいた「ファーカンダ美術館」の真髄がそこにあるのです。けん玉やコマなども、お孫さんの前で技を披露されている姿を見ると、本当にほっこりとした気持ちになります。
伝統の草玩具

 やんばる森のおもちゃ美術館では国頭村伝統の草玩具の文化継承に力を入れており、作品の展示だけでなく 毎週末 土、日どちらかに 草編みのワークショップを開催しています。
カタツムリ、バッタ、金魚、アダンボール、少し難易度が上がって 指ハブやマーニーのソリまで、お子さんから、ご年配の方まで真剣なまなざしで編んで、出来た作品はそのままお持ち帰りできます。

草編みに取り組む親子

 ハンバーガー、アイスクリーム、ピザ、寿司、沖縄そば屋さんのコーナーもあり、お子さんが思い思いに盛り付けしたものを渡されたお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんがなんとも嬉しそうで会話もはずみます! 特に人気がある沖縄そば屋さんでは、麺を湯がくところから始めて、ソーキやネギ、紅しょうがまで様々なトッピングで見事な出来上がりになります。

沖縄そば屋さんコーナー


 ちなみにおそばの器も イタジイ、リュウキュウマツ、そして世界で2番目に軽い(沖縄県の県花でもある)デイゴの木で作られたものもあり、遊びだけでなくそれぞれのやんばるの木の違いも体感できるようになっています。
 他にも毎年当法人で認定されるグッド・トイのコーナーや けん玉・コマ回しのコーナー、ボードゲームコーナーなど、文字通り0歳から100歳まで、思い切り楽しめる空間になっております。
 是非皆さんもいらしてください!
 (やんばる森のおもちゃ美術館館長 永嶺慶太)

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