6月の絵暦

雲海に、
雨水に満たされた緑の峰がのぞく。
キビタキの潤った声が渡っていく。
ピッピリリ、ピッピリリ…。
時折、雲の切れ間から、
レンブラントの絵のような光が差し込めば、
わんさかとわんさかと、夏が踊りだす。
(村上康成)
※2026年カレンダー「森へようこそ。」(ユニオンサービス)より
■お知らせ
◇『なつはうみ』(内田鱗太郎・文、村上康成・絵/偕成社)原画展開催中

石垣島「ハイタイドカフェ」併設の「村上康成絵本ギャラリー」にて、2027年末までのロングラン展示。
「夏は暑い、ことごとく暑い。
30年近く前、まるで昨今の夏の酷暑を予言していたかのような作品になるとは…。
夏は海にかぎると、なんと山までが海水浴に!
スケール感満載の絵本です」康成
場所 ハイタイドカフェ・村上康成絵本ギャラリー
沖縄県石垣市名蔵982-51
問い合わせ Tel0980-83-5029
木曜定休・土曜不定休
http://www.y-murakami.com/blog/?p=1502
◇『星空キャンプ』(復刻新装版)(徳間書店)

村上康成・作
地面のごつごつが、少し痛いけど、地球のベッドは気持ちがいい。
ミナは、お父さんお母さんと、湖のほとりで一週間キャンプしました。
いろんな出会いがありました。
この星の上で、みんなみんなが、一緒に生きてます。
◇『わく』(農文協)

塩野米松・文/村上康成・絵
「塩野米松の いのち わくわく おはなし絵本」(全5巻)第3弾。
この星では、いのちは湧くもの。
葉っぱのおしゃべりに耳をすませば、いのちの呟きが聴こえてくる。
水たまりや海、夕空からも。
夜空では星が生まれ、心のなかで願いが湧き出し、世界は夢で溢れる。わくわく わくわく。
『なつのいけ』(ひかりのくに)で第8回日本絵本賞大賞を受賞したコンビの新境地。
◇『くまくんです。』(ひさかたチャイルド)

未来に向かう、世界中の子どもたちへ、大人たちへ。
村上康成が贈る、この星の上で共に生きるエール。
作者の言葉(掲載文より一部抜粋)
夏の谷川で友人とヤマメ釣りをしていました。
お昼になって、おにぎりをリュックから出して、食べ始めた時です。
20メートルくらい離れた丘の草むらから、ツキノワグマの子どもが現れました。
おにぎりが、喉につかえそうでした。
くまくんは、踵を返して、森に消えていきました。
初夏、親と別れた子ぐまは、一人懸命に生きていきます。
別れはちょっぴりつらいかもしれませんが、それ以上に母なる山がここにあります。
自然と人の調和のとれた、健やかな山であればこそです。
くまくん、元気でね!
◇児童文学『黄色い竜』(徳間書店)

田んぼ、小川、湖など身近な自然の風景のなかで生きる、少年のひと夏の清新な物語。文字で描くことに専心した村上康成“初”の児童文学。
むらかみ・やすなり/1955年岐阜県生まれ。創作絵本、ワイルドライフアートなどで、独自の世界を展開する自然派アーティスト。『ピンクとスノーじいさん』『プレゼント』『ようこそ森へ』などでボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』でブラチスラバ世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』で日本絵本賞大賞などを受賞。絵本に『ピンク、ぺっこん』『石のきもち』『さかなつりにいこう!』『リュックをしょって』『まっている。』などの他、エッセイに『水ぎわの珍プレー』、児童文学に『黄色い竜』など多数。森林文化協会の「森の親善大使」でもある。
村上康成BREEZINGオフィシャルストア https://www.y-murakami.com/
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