3月の絵暦
満開の桜に飛びこむ、ウグイスとメジロ。
絵には描ける愉しみなり。
ウグイスは、「ホーホケキョ」のさえずりは聞こえても、
なかなか姿を見せない、すばしっこさ。
メジロは、「チルチルチル」と花の蜜を吸いに集まって、
無邪気に小枝にぶら下がる、おっとりさん。
※カレンダー『森へようこそ2023』(ユニオンサービス)より
■お知らせ
◇「ちひろ美術館コレクション なんて世界は素晴らしいのだろう」は5月28日まで、安曇野ちひろ美術館(長野県松川村)で開催中。10カ国の画家たちによる絵本作品を通じて、世界には「苦しい、恐ろしい」だけでなく、「素晴らしいこともたくさんある」ことを見つめ直す展覧会。村上康成/『ようこそ森へ』(徳間書店/ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞)がメインビジュアルを飾っているほか、キャンプの楽しみをカケスの視点から描いた同作品の原画8点が展示されています。
◇コレクション展「いきものバンザイ!」は3月12日まで、刈谷市美術館(愛知県刈谷市)で開催中。さまざまなジャンルの作品に生きる「いきもの」約100点の展示。生命の神秘や生きることへの喜びに思いをめぐらせる展覧会。村上康成は『ピンク、ぺっこん』(徳間書店)から5点展示。
◇児童文学『黄色い竜』(徳間書店)を販売中。田んぼ、小川、湖など身近な自然の風景のなかで生きる、少年のひと夏の清新な物語。文字で描くことに専心した村上康成“初”の児童文学。
◇『MOiKU』は、木や森と人をつなぐ季刊誌です。親子で楽しめるショートストーリーなどの創作を通して、森林や木の大切さを伝える冊子です。入手方法は「一般社団法人 日本の森林みらい」のホームページ(https://japan-forest.com/contact)をご覧ください。
■プロフィール
むらかみ・やすなり/1955年岐阜県生まれ。創作絵本、ワイルドライフアートなどで、独自の世界を展開する自然派アーティスト。『ピンクとスノーじいさん』『プレゼント』『ようこそ森へ』などでボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』でブラチスラバ世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』で日本絵本賞大賞などを受賞。絵本に『ピンク、ぺっこん』『石のきもち』『さかなつりにいこう!』『リュックをしょって』『まっている。』などの他、エッセイに『水ぎわの珍プレー』、児童文学に『黄色い竜』など多数。森林文化協会の「森の親善大使」でもある。
村上康成BREEZINGオフィシャルストア https://www.y-murakami.com/
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