2月の絵暦
キャラッ、キャラッ。
ヤマセミが甲高い声で、渓流沿いを舞い飛び、
いつもの枝に止まる。
浅瀬の日だまりに、かくれんぼから出てくるイワナを待つ。
冬芽がぷっくら赤く膨らんできた。
上空を舞うイヌワシにはご用心。
(村上康成)
※カレンダー『森へようこそ2023』(ユニオンサービス)より
■お知らせ
◇児童文学『黄色い竜』(徳間書店)を販売中。田んぼ、小川、湖など身近な自然の風景のなかで生きる、少年のひと夏の清新な物語。文字で描くことに専心した村上康成“初”の児童文学。
◇『黄色い竜』原画展は2月26日まで、子どもの本&クーベルチップ(横浜市南区)で開催中。
◇「移ろう季節と、ワクワク」展は2月26日まで、村上康成美術館(静岡県伊東市)で開催中。『ふゆのあさ』(ひかりのくに)とカレンダー『森へようこそ2023』の原画も展示。
◇コレクション展「いきものバンザイ!」は3月12日まで、刈谷市美術館(愛知県刈谷市)で開催中。さまざまなジャンルの作品に生きる「いきもの」約100点の展示。生命の神秘や生きることへの喜びに思いをめぐらせる展覧会。村上康成は『ピンク、ぺっこん』(徳間書店)から5点展示。
◇『MOiKU』は小学校低学年までの子どもとその親を対象に、木育を目的とした季刊誌。ショートストーリーや詩など、親子で楽しく学べる内容に加え、親子で楽しめる木育スポットも紹介。詳しくは「一般社団法人 日本の森林のみらい」(https://japan-forest.com/contact)へ。
■プロフィール
むらかみ・やすなり/1955年岐阜県生まれ。創作絵本、ワイルドライフアートなどで、独自の世界を展開する自然派アーティスト。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレ金牌、日本絵本賞大賞などを受賞。代表作に『石のきもち』(ひさかたチャイルド)、『ピンクがとんだ日』(徳間書店)、『まっている。』(講談社)、『はやくしなさい!』(文・中川ひろたか/金の星社)など多数。森林文化協会の「森の親善大使」でもある。
村上康成美術館 http://www.murakami-museum.co.jp/
村上康成BREEZINGオフィシャルストア https://www.y-murakami.com/
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