つくば万博の森
つくば万博の森で昆虫調査

観察されたナツアカネ

捕虫網などを使って調査を行う松田浩二さん
国の自然共生サイトに認定されている「つくば万博の森」で7月9日、昆虫調査を実施しました。
筑波山ネイチャーガイドで茨木県内の昆虫や鳥類などに詳しい松田浩二さんに依頼し、遊歩道沿いを中心に、捕虫網で捕まえたり、目視で確認したりしました。
その結果、今回は58種類の昆虫が確認されました。ナツアカネ、シオカラトンボ、オニヤンマ、ヤマトシジミ、カラスアゲハなど里山に多い種が中心でした。

観察されたヤマトシジミ

観察されたアシナガバチ

観察されたアカハナカミキリ
今年度、地域生物多様性増進法が施行され、自然共生サイトの制度も法制化されました。昨年度までに認定された自然共生サイトも、今年度から5年以内に法律に基づく自然共生サイトに移行することになります。
この法律では、「ネイチャーポジティブ」の実現に向けて豊かな生物多様性を維持したり、回復させたり、増やしたりする活動の計画が認定される仕組みになっています。
つくば万博の森は今年、開設から40年目になります。法律に基づく自然共生サイトへも移行を視野に、今年度も引き続き動植物のモニタリングを続けています。