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森林を次代につなぐ「豊かな地域」めぐり意見交換 大分・日田でシンポ開催

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独特な地域活動に取り組む(左から)若杉さん、山田さん、折居さん、黒木さん=日田市民文化会館

 「国民参加の森林(もり)づくりシンポジウム」が5日、大分県の日田市民文化会館で開かれた。来年秋に県内で予定されている第45回全国育樹祭のプレイベント。大分県、国土緑化推進機構、朝日新聞社、森林文化協会の主催で、約200人が参加した。

 デザインの社会的意義を求め、木を生かした地域づくりに取り組む武蔵野美術大学の若杉浩一教授が「『創造』の源である森林、未来の拠点である『地域』」と題して基調講演。スギの魅力や活用を訴える団体「日本全国スギダラケ倶楽部」の活動を通じ、人口減少のまちが活気を取り戻した事例などを紹介した。

 「われわれは山を木(の集合体)としか見ていないかもしれないが、さまざまな美しさや価値がある。フィールドは〝地域〟だ」としたうえで、「地域にあるさまざまな未来資産を学びにかえ、事業を生み出していくことが必要。これからは自然、未来、社会はともに育む〝共同体(コモン)〟でなければならない。未来は確実に自分たちの手の中にある」と強調した。

 若杉教授らによるパネルディスカッションもあり、「生命と暮らしを育む森林を次代につなげる『豊かな地域』」をテーマに意見を交わした。

 木育事業で福井県池田町の交流人口を増やしているという山田高裕さんは「木でつくった大きなシーソーにみんなで乗るプログラムを提供するなど、森林の中で仲間同士の絆を深められるようにしている」と報告。日田市観光協会の黒木陽介さんは「真剣に遊んでいるだけだが、山とまち、人をつなげる活動をしてきた」と地元の林業を応援する組織の活動を振り返った。市内の森の中で認可外保育施設を運営する折居公美乃さんは「森でお弁当を食べ、絵本を読み、昼寝もする。森を楽しめる子どもが増え、保護者にも森がみじかになればいい」と語った。

 若杉教授は、それぞれの取り組みをふまえ「活動を知ってもらい、共感されるまでにはさまざまな出会いや交流、学びが必要。学びの拠点が必要だ」と指摘した。

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