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「虫川の大スギ」あわや ハチの巣、除去中 上越・国の天然記念物 /新潟県

 20日午後2時過ぎ、上越市浦川原区虫川の神社境内にある国の天然記念物「虫川の大スギ」から火が出た、と大スギで作業していた人から119番通報があった。
 上越署や近くの住民によると、現場では樹齢千年以上というスギの樹勢回復に向け、幹内部の空洞にあったハチの巣を取り除く作業中だった。署によると、午後3時20分過ぎに鎮火したとされる。ただ幹の内部には腐ったり傷んだりしてはがれ落ちた樹皮や幹の一部が積もっているせいか、鎮火後も時折煙が上がっていた。

 ■長生きのため…逆効果心配
 大スギは、国や県、上越市の補助を受けて地元住民で構成する「虫川の大スギを守る会」(岩崎正一会長)が樹木医に委託して、樹勢を回復する事業に取り組んでいた。11月末までに総事業費400万円余りをかけ、幹に空いた穴の内部を保護し、スギの樹皮で覆う作業を行う予定だった。
 岩崎会長によると、この日は作業員5人がスギの回りに組んだ足場に乗り、幹の内部にあったハチの巣を取り除く作業をしていた。ハチを煙で追い出す仕掛けに火を付けた際に誤って幹内部に燃え移ったらしい。
 通報から間もなく、岩崎会長が現場に駆けつけた時には、幹の途中に空いた穴から煙とともに火の粉が舞い上がる光景も見たという。スギは地域のご神木とあがめられている。岩崎会長は「スギに長生きしてもらうための作業が、かえって逆効果になりはしないか心配だ。集落の人たちに申し訳なく残念だ。木の弱り具合を確認し、倒木の危険があるなら周囲の立ち入り禁止も考えないと」と沈痛な表情で話した。

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