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県内の温室効果ガス、3年連続減 ネット通販定着、運輸部門は増 15年度 /埼玉県

 2015年度の県内の温室効果ガス排出量は、発電に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を除くと前年度比2・5%減の3720万トンとなり、3年連続で減少したことが県の調べで分かった。工場などの産業部門とオフィスビル、百貨店などの業務部門で順調に削減が進んだという。
 温暖化対策課によると、部門別のCO2排出量は産業部門が前年度比5・8%減の1358万トン、業務部門は同6・0%減の531万トン。省エネ意識の浸透や暖冬の影響とみられる。
 それに比べて、一般の家庭部門の排出量は2・5%減の939万トンにとどまった。同課は、家庭エネルギーの12~13%を占める照明のLED化に省エネの余地があるとみて、切り替えを促すPRに力を入れる方針だ。白熱電球をLED化すれば、電力量は6分の1に減るという。
 一方、運輸部門は946万トンで0・5%増えた。インターネット通販の定着で、貨物車の走行距離数が増加したことが原因と分析している。15年10月に圏央道の県内区間が全通したこともあり、16年度の改善は「悲観的」という。
 県は20年までに温室効果ガスを05年比で21%削減する目標を掲げている。削減率は13・4%で15年度の理想値である14・0%に0・6ポイント届かなかったが、同課は「このままのペースで行けば目標は達成可能とみている」としている。
 県は、県民や事業者など需要側の削減努力を明確に示すため、電力供給側による発電由来のCO2量は取り除いて温室効果ガスの削減目標を立てている。
 供給側も含めた全体の温室効果ガス排出量は、前年度比3・0%減の4124万トンだった。11年の東日本大震災以降、火力発電によるCO2排出量が増えたが、供給側の排出量も13年の534万トンをピークに、15年度は404万トンと2年連続で減った。

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