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木質ペレット燃料の輸入急増で自給率低下

2016年の木質ペレット燃料の生産量は12.0万tで前年比0.1万t(0.5%)の増加となったが、需要の増加で海外からの輸入も急増し、国内自給率は低下する事態に陥っている。

 

都道府県別に見ると、生産量の上位5位は、岡山県(2万3870t、製材残材中心)、沖縄県(2万673t、建設発生木材中心)、宮崎県(1万5601t、丸太・林地残材中心)、北海道(6619t)、秋田県(5669トン、製材残材中心)となった。沖縄県、岡山県、長野県など17県で生産量が増加したのに対し、宮崎県、秋田県など23道府県では減少した。工場数は兵庫県、奈良県など8府県で計10工場が増えたが、富山県、鳥取県、岡山県、愛媛県の4県で計4工場減少したことから、前年比6工場増加の148工場となった。

 

原料入手別に見ると製材工場等残材からの生産が5.2万t(構成比43.6%)、丸太・林地残材からの生産が4.3万t(構成比35.6%)、建設発生木材が2.3万t(構成比19.1%)だった。丸太・林地残材から生産されたものの樹種別で見ると、スギが2.6万t(構成比61.3%)、マツが1.1万t(構成比25.9%)、ヒノキが0.4万t(構成比9.3%)となった。

 

一方輸入量は、前年比49%増の34.7万tで、主にカナダ、ベトナムからの輸入が急増した。これにより、国内自給率は2015年の34.0%から25.7%へ下落した。2014年の自給率は56.6%であり、この2年間の自給率低下は激しい。木質バイオマス発電等の普及で、需要が大きく伸びていることが背景にあるようだ。そのため、木質ペレット燃料の代替となる燃料用ヤシ殻(PKS)の輸入も近年急増しており、2016年の輸入量は前年比67%増の76.1万tに達した。

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