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流木未処理1万トン 日田、推計で最大 撤去済み2000トン /大分県

 7月の九州北部豪雨による流木をめぐり、官民で流木の処理を話し合う会議が5日、日田市で開かれ、山間部から出た流木のうち約2千トンを撤去したことが報告された。日田市に残っている分は最大1万トンに上ると推計されることも報告された。
 会議には、国、県、日田市、バイオマス燃料製造などを手がける日本フォレスト(日田市)などが参加した。
 会議は冒頭以外は非公開だったが、県循環社会推進課によると、日田と中津両市の道路や河川からこれまで約2千トン(約2千立方メートル)の流木が撤去され、全て同社が引き受けたと報告された。撤去された流木のうち中津市は約40トン。ほとんどは日田市分だった。
 山中など作業が難しく、撤去が終わっていない流木は最大1万トンと見込まれるという。
 また、流木は全て発電用チップや紙の原料となるパルプとして、同社が再利用する方針も確認された。推計される流木の量なら、同社が処理できる見通しが立ち、出荷先も確保できたという。
 会議後、県循環社会推進課の森下昌勅課長は、5日で豪雨から2カ月が経ったことに触れ、「流木処理の見通しも立ち、復旧・復興のために着実に実行していきたい」と話した。

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