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再生可能エネでスクラム みやま市と独の郡長ら協議 /福岡県

 ドイツで再生可能エネルギー発電への先進的な取り組みをしているライン・フンスリュック郡のマーロン・ブロール郡長らが4日、みやま市を訪れた。同じく再生可能エネルギーに力を入れている同市と、技術協力や人材交流などでの連携を模索する目的だ。
 来日したのはほかに、ベアトラム・フレック前郡長と、同郡のフランク・ミハエル・ウール気候変動マネジャー。二酸化炭素(CO2)削減に関する日独の自治体間連携を支援する環境省の職員も交え、同市と連携を視野に協議を行った。
 同郡からは風力を中心に郡内需要の3倍の電力を発電していることや、下水や糞尿の処理の過程で出るようなバイオガスプラントの運営ノウハウを提供できることなどが紹介された。一方、みやま市も、電力の地産地消を目指して太陽光やバイオマス発電に力を入れていること、発電の技術や利益を高齢者見守りなどに活用していることなどを説明した。
 この後、西原親市長を表敬訪問したブロール郡長は「みやま市とは、地理的には離れているが、目指すところは同じだとわかった。安定したエネルギーの供給という目標に向かって共に手を取り合っていければ、と思う」と語った。

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