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バッタ博士、子どもにエール 前野さん講演「本読み夢探して」

 著書「バッタを倒しにアフリカへ」が話題の前野ウルド浩太郎さん(37)=秋田市出身=が11日、同市立土崎図書館での市民講座で講演した。「バッタ博士」として著書の内容に触れながら、子どもたちに「いろんな本を読んで、夢を探して」とエールを送った。
 前野さんは小学生の時にバッタが好きになり、母が土崎図書館から借りてきた「ファーブル昆虫記」がきっかけで昆虫学者を志した。「今日はその恩返しです」と、これまでの道のりを語った。
 秋田中央高を卒業後、弘前大に進み、神戸大の大学院で博士号を取った。現在、茨城県にある国際農林水産業研究センターで研究員を務めている。
 専門はサバクトビバッタ。アフリカで大発生すると食糧危機を引き起こすが、研究者がほとんどいない。そこで2011年、西アフリカの国・モーリタニアに飛び、研究に励んだ。情熱にあふれ、現地の研究所長から、尊敬の念を込めた「○○の子孫」を意味するミドルネーム「ウルド」を授かったほどだ。
 著書では、現地でのスタッフとのチームワークやユーモア精神で苦難を乗り越え、最後にバッタの大群を見つけて奮闘する様子が軽妙につづられている。
 講演は小学生向けと中学生以上向けがあり、約170人が耳を傾けた。子どもたちには夢を実現するコツとして「みんなと仲良くする」「何でも食べて、何でもできること」を挙げ、「自分のためになると思って、お手伝いも喜んでやってみて」と励ました。
 前野さんは9月に再びモーリタニアに赴き、バッタの生態の解明や退治方法の開発に努める。中学生以上向けの講演で「秋田の皆さんの応援を力に変えて研究を続けていきます」と話し、「研究で世界中を驚かせたい」と、さらなる活躍を誓った。

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