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再生コウノトリ、全国に 飛来、秋田でも確認

 コウノトリの保護・増殖活動に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は12日、秋田県仙北市でコウノトリの飛来が確認された、と発表した。これで国内で放鳥が始まった2005年以降、47都道府県すべてでコウノトリの飛来が確認されたことになる。
 秋田市在住の会社員遠藤英之さん(41)が11日、電柱の上にいるコウノトリを撮影し、郷公園に写真を提供。装着していた足輪から、15年3月に千葉県野田市の飼育施設で生まれ、放鳥されたメスと確認された。
 国内の野生のコウノトリは46年前にいったん絶滅。人工繁殖を経て、05年に豊岡市で放鳥されて以来、野外の生息数が徐々に増え、今年6月には100羽に到達していた。郷公園の山岸哲園長は「私たちが掲げた『全国へ、そして世界へ』の合言葉がひとつ実現し、新しいステージへと入ったと確信しています」とコメントした。

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