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高萩にキャンプ場 国内最大級、山林を活用

 高萩市山間部の中戸川地域に、約271ヘクタールの山林を活用したボーイスカウト日本連盟のキャンプ場「大和(やまと)の森 高萩スカウトフィールド」ができあがり、5日、オープニングセレモニーがあった。県によると日本最大級で、連盟は「野外活動の聖地」としていく方針だ。
 キャンプ場は2012年、大手住宅メーカーの大和ハウス工業が山林を連盟に寄贈。連盟は県や市の支援を受け、キャンプサイトや管理棟、野外講堂、水洗トイレ、温水シャワー、駐車場などを整備してきた。一般の利用もできる。
 オープンに合わせ、4日から9日まで、全国のボーイスカウトら約3千人が集う野営大会「日本ジャンボレット高萩2017」が開かれている。連盟創立95周年を記念し、ビーバースカウト(小1~2年)からローバースカウト(18~25歳)まで全部門が参加する初の大会。
 6日には、郷土芸能の発表やコンサート、創作体験などの「茨城DAY」を開催し、地元住民や児童生徒らと交流も図る。
 セレモニーで連盟の奥島孝康理事長は「野外の体験学習が基本という初心に帰り、高萩の地で運動の新たな一歩を踏み出す」とあいさつ。大和ハウス工業の樋口武男会長は朝日新聞の取材に「生きた研修を通じて、人材育成につなげてほしい」と話した。

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