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クニマスと湖、再生誓う 田沢湖畔「未来館」オープン

 仙北市の田沢湖畔に1日、「田沢湖クニマス未来館」がオープンした。湖の固有種だったクニマスは、人間の開発行為によって70年以上前に姿を消した。卵が移植された山梨県から5月に「里帰り」したクニマスの姿に、地元の人々は湖の再生への決意を新たにしている。
 1日午前中に館内で開かれた式典には約90人が出席した。クニマスを再発見し、この日名誉館長を委嘱された中坊徹次・京大名誉教授は「秋田県と山梨県がクニマス会議(仮称)をつくり、最低でも年に1度は情報の交換と共有をしてほしい」と呼びかけた。
 来館した仙北市角館町の遠藤正規さん(73)は「クニマスを見るのは初めて。早く、田沢湖に放せる日が来ればいい」と興味深げに眺めていた。
 未来館は木造平屋建てで、湖畔にゆるやかな弧を描く。ガラス張りの回廊からは湖と駒ケ岳を見渡せる。市が3億7300万円をかけて整備した。
 展示スペースは約250平方メートルあり、クニマスが泳ぐ水槽や、戦前のクニマス漁で使っていた杉の丸木舟(国指定重要有形民俗文化財)や漁具が並ぶ。壁には田沢湖の自然や湖畔の人たちの生活、7年前に約70年ぶりに山梨県の西湖で生息が確認されるまでの経緯の説明書きもある。
 未来館はJR田沢湖駅からバスで約30分。開館時間は午前9時~午後4時。火曜日は休館(祝日の場合は翌日)。問い合わせは同館(0187・49・8131)へ。

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