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国内栽培の甘草を高級化粧品へ

王子ホールディングスは、漢方薬で使われる薬用植物の国内栽培技術確立に取り組んでいるが、栽培した甘草が(株)アルビオンによって化粧品原料として用いられる見通しが立ったと発表した。

 

王子HDは、甘草の栽培研究で、日本薬局方に定める薬効成分含量(グリチルリチン酸含量2.0%以上)を満たす短期栽培技術を確立している。甘草は中国からの調達に頼ってきたため、将来の安定供給が危惧されている。そこで同社では、通常播種から収穫まで5~6年かかる栽培期間を2年に短縮することに加え、グリチルリチンの含量を改善することに成功したことが、化粧品原料への採用につながった。今後は漢方薬での利用にも結び付けていくことを検討している。

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