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温暖化、解ける永久凍土――1℃上がれば「インド以上」 国際チーム面積試算

 地球の平均気温が1度上がると、インド(面積約330万平方キロメートル)より広い、約400万平方キロの永久凍土が解け出す――こんな試算を国際チームがまとめた。永久凍土は従来考えられていたより、温暖化の影響を受けやすい可能性があるという。
 永久凍土は、土壌の温度0度以下が2年以上続いている状態。シベリアなど極地のほか、国内にも北海道などにある。解けると内部のメタンや二酸化炭素が放出され、温暖化をさらに進め、危険な病原体が出ることなどが危ぶまれている。
 英国やスウェーデン、ノルウェーの研究者は、平均気温と国際永久凍土協会のデータなどから、永久凍土の面積を約1500万平方キロと推定し、解けるスピードを算出。従来の研究に比べておよそ20%多い、1度あたり400万平方キロが解けるおそれがあるという。
 対策として、昨年発効した温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」を各国が守ることが重要と指摘。パリ協定は産業革命前からの地球の平均気温上昇を2度か、できれば1・5度未満に抑える目標だ。
 研究によれば、2度目標を達成しても、現在の永久凍土の40%以上が減ると推定された。1・5度なら200万平方キロが解けるのを防げるという。研究は英科学誌ネイチャー・クライメートチェンジ(電子版)に発表された。

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