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岐阜樹木育苗センター完成、年産100万本へ
- 2017/03/29
- 住友林業プレスリリース
住友林業は3月29日、岐阜県が下呂市に所有する下呂林木育種事業地に、岐阜樹木育苗センターを完成させた。ビニルハウス4連棟(1056㎡)を備えており、ここで スギやカラマツのコンテナ苗を生産する。この施設は発芽室を設けたり半自動播種機を導入することで、苗木育成環境の最適化と周年生産体制を構築し、育苗期間の短縮による小面積での大量生産と苗木の品質向上を目指すのが特徴。1人で1500本以上のコンテナ苗を載せた専用台(ベンチ)を移動できる「ムービングベンチ方式」を採用し、労働負担も軽減した。初年度は年間20万本の生産規模だが、2023年度には年産100万本の苗木供給を目指す。この他、宮崎県日向市の苗木生産施設の増設も実施し、4月には高知県本山町にも施設を新設する予定。2017年度中には北海道紋別市でも増設の予定があり、全国4カ所で苗木生産の体制を整えることにしている。