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すごい木、次代につなぐ 丹沢の林業事業所長・笹原美香さん

 登山者も立ち入らない丹沢の山奥で、チェーンソーを手に木々に向き合う女性がいる。秦野市の笹原美香さん(36)。東京都内の女子大を卒業後、男社会の林業の世界に飛び込んだ。
 昨年12月、秦野市丹沢寺山の林道もない急斜面で、切り出した原木をヘリコプターで搬出する作業が行われた。難作業の現場リーダーを務めたのが、笹原さんだった。
 三重県に本社を置く諸戸林業の丹沢事業所の所長。春から秋は会社が運営するキャンプ場の管理を担う。木が乾燥し、伐採作業に適した冬場は山に分け入って木を切り倒し、運び出す。「枝の重み、傾き。木は一本一本違う」。安全、搬出作業のしやすさを考え、切り倒す方向を考える。
 切り出すのは樹齢100年超のヒノキ。一般的なものより強度があって木目が美しい「諸戸のヒノキ」は、建て替えられて2013年に開場した歌舞伎座(東京都)の舞台にも使われた名木だ。「搬出した木は100年前に先輩たちが植えたもの。今手を入れている木が立派になる姿を私が見ることはないけれど、林業は次世代に残す仕事です」
 

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