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絶滅危惧、38種を追加 環境省、サドガエルなど

 環境省は3月31日、絶滅の恐れがある生き物をまとめたレッドリストの最新版を発表した。新潟県・佐渡島で見つかったカエルの新種サドガエルや、沖縄県の西表島などにすむヤエヤマイシガメなど38種を新たに絶滅危惧種に追加した。環境省が選定した絶滅危惧種は計3690種になった。
 サドガエルは2012年に新種として報告されたカエル。佐渡島は特別天然記念物のトキで有名だが、トキが中国にもいるのと違い、このカエルがいるのは佐渡島だけ。絶滅の危険が増大している、絶滅危惧2類に分類された。
 ヤエヤマイシガメは沖縄県の西表島、石垣島、与那国島だけにいるカメ。近年ペット用や食用目的の採集が増加、海外に多数輸出されたケースも確認されている。今回絶滅危惧2類に分類された。
 これまでのリストで「絶滅」に分類されていた植物ヒュウガホシクサは、宮崎県内の湿原で約50年ぶりに確認された。生息範囲が極めて限られていることから、絶滅の危険性が極めて高い、絶滅危惧1A類に見直された。

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