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「生態系サービス」は「自然がもたらすもの」に?

生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)第5回総会が、3月7~10日の間、ドイツのボンで開かれた。従来使われてきた「生態系サービス」という概念は、最近「自然がもたらすもの(Nature’s contributions to people; NCP)」という概念に移行しつつあり、この総会においても新しい概念を現在および今後IPBESで行われる各アセスメントに用いていくことが明記された。IPBESの概念枠組みでは、これまで生態系サービス(自然からの贈り物)等と呼ばれる要素をまとめて、Natures Benefits to Peopleと称していました。しかし、生態系サービスの概念の発展を踏まえると、Benefit という言葉では自然が人々にもたらす正の面のみ強調され、負の面を含まないとの誤解を与えるおそれがあるため、より中立的な言葉であるContributionに変え、新たにNCPと称することになった。

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