ニュースピックアップ
ニュースピックアップ

バイオマスで「白糠に貢献」 発電所の建設起工式 /北海道

 業務用スーパーを全国展開する神戸物産(本社・兵庫県)が9日、白糠町庶路甲区で木質バイオマス発電所「神戸物産白糠バイオマス発電所」の建設起工式をした。同社は北海道電力への売電を予定し、余熱でキノコ栽培をする考えだ。
 同町と釧路市にまたがる釧白工業団地内の約12ヘクタールで、土地購入費などを含めた投資額は約40億円。来年6月の営業運転開始をめざす。燃料は間伐材などの未利用木材で、1日の発電量は6250キロワット時で、うち約5700キロワット時を売電に充てる。15人以上の雇用を見込む。
 神戸物産の田中康弘副社長は「雇用など地域に貢献できるよう協力したい」と述べた。白糠町の棚野孝夫町長は「バイオマス発電所が町の林産業界だけでなく、この地方一円の活性化につながる新たな第一歩になる」と話した。

PAGE TOP