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廃校舎を利用、太陽光発電所 有田川町「稼ぐインフラに」

 有田川町が町立小学校の廃校舎を利用した太陽光発電に乗り出した。旧小学校の屋根に設置した太陽光パネルが生んだ電力は、再生エネルギーの固定買い取り制度を利用して利益も生んでいる。
 太陽光発電所に生まれ変わったのは、旧町立峯口小学校(同町岩野河)。1997年3月まで使われていた校舎の屋根に太陽光パネル172枚を設置し、2月末から発電を始めている。年間発電量は一般家庭13世帯分に当たる5万2千キロワット時。町は固定価格買い取り制度で関西電力に売電しており、年間136万円の収入を見込む。総事業費は1260万円で、県営二川ダム(同町二川)の「維持放流水」を利用した「町営二川小水力発電所」の売電利益などを充てている。
 町環境衛生課の担当者は「使われなくなった『死んだインフラ』が『稼ぐインフラ』に変わった。地球にも町財政にもエコな取り組み」と説明している。

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