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サロマ湖東部、自然の魅力を高校生ら冊子に /北海道

 北見市常呂町のワッカ原生花園でガイドなどをしている高校生らのボランティア団体が、四季を彩る植物や野鳥、自然などの魅力をまとめた冊子を発行した。「ワッカ原生花園やサロマ湖の魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。
 冊子は「オホーツク海とサロマ湖に包まれて サロマ湖東部自然ガイド」。春はネコヤナギ、花の季節は咲くエゾスカシユリ、秋はオオツリバナやアッケシソウ、冬は流氷とオジロワシなどを、多くの写真と文章で紹介している。湖畔遊歩道や常呂遺跡の森などサロマ湖東部の案内地図や、宿泊施設、レストランやすし店などの情報も掲載している。
 発行した団体は「ワッカ原生花園ボランティアの会」。2007年からボランティアでガイドの活動をしている常呂高校ボランティア局が主体になり、14年に結成された。現在のメンバーは生徒7人と同校卒業生・教諭ら計13人。昨年は計29日間活動し、471人の来園者に草花や野鳥の生態などを解説・案内した。案内板の設置や外来種の駆除にも取り組んでいる。
 同会事務局長でボランティア局顧問の佐藤喜寛教諭は「見慣れた風景に、訪れた人たちが『すごいね』と感動している。生徒たちはその姿を見て、改めて原生花園などの魅力を感じている。もっと多くの人に魅力を知ってもらえれば」と話している。
 冊子はA5判44ページ。500部作成し、旅行会社や報道各社に送った。一般販売も検討している。
 問い合わせは佐藤教諭のメール(shizennwomanabu@gmail.com)へ。同会はホームページ(http://wakkavolunteer.web.fc2.com/index.html)も作っている。

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