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ツキノワグマ4年で倍 県推測102~359頭 

 県は県内に生息するツキノワグマが102~359頭と推測されると発表した。生息数の推定を始めた2012年と比べると、倍近くに増えたとみられるという。増加を受け、県は狩猟による捕獲を11月から一部解禁する方針だ。
 県自然環境課によると、捕獲数やエサとなるドングリなどの豊凶のデータを元に推定した。16年の生息数は102~359頭と推定され、中央値で比べると、12年は109頭だったのに対して16年は205頭。年に20~30頭のペースで増加傾向にあるという。
 同課の担当者は「現在は冬眠中だが、早ければ3月末ごろから目覚める。子連れのクマに襲われる危険もあり、山ではラジオで音を出すなどして近づけない工夫をしてほしい」と話す。
 県は00年度から狩猟を禁止していたが、増加を受け、3月末にツキノワグマの保護計画を新たに策定する。捕獲上限を定めた上で、狩猟による捕獲を一部解禁する予定という。

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