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絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存で、今後講ずべき措置を答申

30日開催の中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会において、環境大臣が諮問した「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存につき講ずべき措置について」が審議され、これを受けて、中央環境審議会会長から環境大臣に対して、諮問のとおりとして差し支えない旨の答申がなされた。

絶滅のおそれのある野生動植物としては、国のレッドリストに掲載されている3596種が当てはまる。これらを守るには種の保存法の指定種を増やすことが急務だが、身近な自然に暮らす種については、指定に伴う捕獲や譲渡に関する規制が調査や教育の支障になるという見方もある。このため答申では、①商業目的の大量捕獲のみを抑制する制度改正②生息域外保全に取り組む動植物園との連携や支援、などの新しい施策に関する検討を求めた。

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