太陽光発電にガイドライン　秩父市制定、県内初

　秩父市は、市内での太陽光発電事業に関するガイドラインと要綱を制定した。法的な拘束力はないが、市の姿勢を明らかにすることで「無責任な事業者の参入を抑制できる」としている。市によると、こうしたガイドラインなどの制定は県内初という。
　市によると、太陽光発電施設を巡っては、急傾斜地への設置で土砂流出を心配する声などが住民から寄せられているという。市はこうした声に応えて２１日にガイドラインなどを制定し、再生可能エネルギーの導入を進めつつ、防災や景観保全を図る狙いだ。
　対象は１０キロワット以上の施設で、５０キロワット以上の商業的発電については要綱で市への届け出を義務づけた。