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石油・ガス10社が温暖化対策基金 英BPなど、10年で1千億円

 英BPやサウジアラビア国営のサウジアラムコなど石油・ガス大手の10社は4日、地球温暖化対策のための基金を設け、10年間で10億ドル(約1030億円)を投資すると発表した。
 温暖化の原因となる二酸化炭素を回収して地中に閉じ込めたり、運輸部門のエネルギーを効率化したりする技術などに投資する。
 10社は2014年、温室効果ガス削減に取り組むため、石油・ガス気候変動イニシアチブ(OGCI)を創設。温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」が4日に発効したことを受けて、取り組みを加速させるのがねらい。
 ただ、投資額は1社平均で年間10億円規模。10社の中には年間2兆円を超える設備投資をする企業もあるため、欧米メディアは「投資額が不十分」「PRに過ぎない」と批判する専門家らの声も伝えている。

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