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北海道の哺乳類を活動時間で4区分

陸生哺乳類の日周活動性(一日の活動パターン)は、夜行型(主に夜間に活動)、昼行型(主に昼間に活動)、薄明薄暮型(主に日の出・日の入りに活動)、一日中型(一日中活動)に4区分される。従来はこれを、直接観察や電波追跡により調べてきたは、労力やコストが掛かるため、長期的なデータを集めるのは難しかった。そこで北海道大学や森林総合研究所などの研究チームは、自動的に動物の写真を撮影する赤外線カメラを用いたカメラトラップ調査を北海道支笏湖東岸で2 年間にわたって実施した。そして、ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ、ユキウサギ、ホンドテン、アライグマ、タヌキ、エゾリスの哺乳類8種が明確な日周活動性を持つことを明らかにした。報告によると、エゾリスは昼行型、タヌキとアライグマは夜行型、エゾシカとユキウサギは薄明薄暮型、ヒグマとキタキツネ、ホンドテンは一日中型を示した。さらに、エゾシカは春から秋にかけて薄明薄暮型を示すが冬には一日中型に変化すること、ユキウサギは春と夏では薄明薄暮型を示すが,秋と冬では夜行型に変化すること、ホンドテンも冬季から夏季にかけて一日中型を示すものの秋季は夜行型に変化することが分かった。こうした成果は今後、個体数管理が必要な在来種や外来種に対する取り組みや、外来種による影響を受ける在来種の保全のため、重要な情報となると考えられている。

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