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タンチョウ4年連続確認 苫東 /北海道

 日本野鳥の会は1日、苫小牧市の苫小牧東部開発地域(苫東)で、今年もタンチョウを含む7種の希少鳥類を確認したと発表した。タンチョウの確認は4年連続で、同会は「苫東がタンチョウの繁殖地になる可能性がますます高まった」と期待している。
 今年の調査も4~8月に実施。タンチョウは4~5月に成鳥2羽が弁天沼周辺で確認された。初めて成鳥2羽の飛来が確認されたのは2013年で、14年は若鳥1羽、昨年は成鳥と若鳥の2羽が確認されている。
 絶滅危惧1B類のシマクイナ、アカモズ、チュウヒ、絶滅危惧2類のオジロワシなども昨年同様に確認した。
 同会は「この地域が重要な野鳥生息地であることが改めて確認された。ラムサール条約湿地に登録されるよう関係者に働きかけてゆきたい」としている。3日にはウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターで、「勇払原野をラムサール登録湿地に」をテーマにしたシンポジウムを企画している。

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