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松くい虫の被害、国有林でも確認 深浦

 深浦町広戸地区の深浦山国有林で、県内の国有林として初めて松くい虫被害が確認された。東北森林管理局が25日発表した。
 同局によると、8月31日に職員が立ち枯れしたクロマツを発見。森林総合研究所東北支所で材片を分析したところ、マツノザイセンチュウが検出されたという。周辺を巡視したが、ほかに被害は見つからなかったという。
 同地区では2015年から国有林に隣接する民有地で松くい虫被害が発生。今回の被害木と最も近い民有地の被害木とは約0・6キロしか離れていなかった。
 今後は被害の拡大を防ぐため、被害木のほか、マツノザイセンチュウの運び役となるマツノマダラカミキリの温床となる立ち枯れした木を伐倒・燻蒸(くんじょう)処理するという。

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