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水道施設の小水力発電に、約1万9000kWの導入ポテンシャル

環境省と厚生労働省が全国1500以上の水道事業者を対象に、水道施設における小水力発電のポテンシャル調査を実施したところ、導入候補地として抽出した全国563カ所の詳細調査の結果、発電出力の総量は約1万9000kWであり、発電出力が20kW以上の地点は全国で274地点あることが確認できた。

 

水道施設で標高の高い場所から配水池等へ水を流す場合などには、その圧力差がエネルギーとして利用されずに失われている。こうした場所に小水力発電を導入することにより、二酸化炭素の排出量が削減されるとともに水道事業におけるエネルギーコストの低減による経営の効率化につながる。しかし、現在までに小水力発電を導入している水道施設は、全体の2.7%と低い状況にあった。調査の結果、有望な場所が絞り込めたため、今後は小水力発電の導入が大幅に拡大することが期待される。

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