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鳥へ配慮を条件、風力発電を容認 国内最大級 環境省

 環境省は27日、北海道で計画されている国内最大級の風力発電の環境影響評価(アセス)手続きで、条件付きで容認する大臣意見を経済産業相に提出した。野鳥に配慮して一部風車の建設をとりやめたり、一定期間は運転を止めたりすることなどの条件をつけた。
 計画は、風力発電大手のユーラスエナジーホールディングス(東京)が出資する増幌風力発電など。北海道稚内市と豊富町の7カ所に、計231基の風車を建てる予定だ。
 予定地はハクチョウなど渡り鳥が飛ぶ経路に重なり、絶滅が危ぶまれるオジロワシも生息。鳥が風車に衝突する「バードストライク」が心配されている。環境省は鳥への影響が大きいと判断した49基について、計画を取りやめるか配置を見直すよう求めるとともに、渡り鳥に影響が大きい風車は渡りの時期に運転を止めることなどを求めた。

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