ニュースピックアップ
ニュースピックアップ

東大和の雑木林、トトロ基金取得 管理ボランティア募る

 狭山丘陵の自然を守るために、市民や企業の寄付金で緑地や林などを買い取るナショナルトラスト運動を続ける「トトロのふるさと基金」(埼玉県所沢市)が7日、東大和市芋窪の雑木林を取得した。2543平方メートルで、取得額は1271万円余。設立26年を迎えた同基金40番目の取得地で、都内で2番目、東大和市内では初めての取得。
 土地は多摩湖の南西に位置する水源林の一角で、コナラなどが生育する広葉樹林。落ち葉を集めて堆肥(たいひ)を作るために農家が所有していたが、相続で手放すことになったという。
 動物や植物の調査をへて管理方針を決める。ただ、「管理の人手が大変」と同基金の荻野豊専務理事。これまでに取得した40カ所の合計面積は7・5ヘクタールを超えた。雑木林は定期的に木の枝を切ったり下草を刈ったりしなければならない。「ぜひ地元の方々に加わって欲しい」
 鎌などの刃物を扱うほか、スズメバチなどの危険もあるため、講習会を受けてもらってからボランティアチーム「トトロの森で何かし隊」に登録される。問い合わせは、同基金(04・2947・6047)。

PAGE TOP