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ワカサギ大量死「例ない」 諏訪湖、漁協に打撃 

 諏訪湖でワカサギなどが大量に死んでいるのが見つかった。28日に死骸の片付け作業に当たった諏訪湖漁協の藤森貫治組合長(72)は「特産のワカサギが全滅した恐れも考えられる」と深刻な表情を見せた。漁協によると、「これほどの大量死は経験したことがない」という。
 異変は、27日朝、漁協から県に報告された。漁協によると、27日、南東の風に吹き寄せられ、湖の北西岸の岡谷市から下諏訪町にかけての波打ち際に体長数十センチのコイなどに交じって、大量の体長10センチほどのワカサギが打ち寄せられた。
 諏訪湖では酸素量が多い湖面付近と、酸素量が乏しい湖底の水が二層に分かれ、湖底付近で貧酸素状態が続いていることが分かっている。藤森組合長は「二層に分かれていた水が、風や雨で混じって、湖全域が貧酸素状態になったのではないか」という。
 県諏訪地方事務所環境課の赤羽一訓課長によると、湖中心部の水面近くの溶存酸素量が今月15日には1リットル当たり7~8ミリグラムだったが、27、28両日の調査では、生物が生息できる限度とされる3ミリグラムほどだった。有害物質は検出されず、魚から寄生虫なども見つかっていない。県は「水中の酸素濃度が低下して、酸欠死したのではないか」と推測している。
 漁協は27日、湖中心部付近の3カ所で、投網によるワカサギ試験採りを実施。ひと網30匹ほど採れたワカサギのうち、生きていたのは1匹だったという。藤森組合長は「湖岸に打ち寄せられたほか、湖底にも大量の死骸がある。どのぐらいのダメージかははっきりしない」と話した。
 

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