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WWFに1億円、トヨタ拠出発表 森林保全活動を支援 【名古屋】

 トヨタ自動車は20日、環境NGO、世界自然保護基金(WWF)による東南アジアでの森林保全活動を支援すると発表した。2016年分として、まず100万ドル(約1億円)を拠出。支援は20年まで続ける。タイヤの原料となる天然ゴムに関する基準づくりでも協力する。WWFとの国際的な協力は日本企業で初という。
 WWFは、森林を伐採している地元住民に養蜂を促したり、森で暮らすゾウやトラを保護したりする活動をインドネシアで展開中。今後はタイやベトナムなどでも予定しており、トヨタは、こうした取り組みを支援する。
 東南アジアでの森林破壊は、天然ゴムの生産拡大が一因。トヨタとWWFは破壊を防ぐため、天然ゴムの適切な生産や調達に関する国際的な基準をつくる。ゴムの生産者やタイヤメーカーにも協力を呼びかける。

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