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クマ、「多い年」の可能性 県が注意呼びかけ 6月までで前年同期上回る

 秋田県鹿角市で男女4人が死亡するなど、全国でクマの出没が相次いでいる。埼玉県内ではクマの出没件数が隔年で増える傾向があり、傾向通りなら今年は多い年にあたりそうだ。夏山シーズンを迎え、県が注意を呼びかけている。
 小鹿野町の両神山で5月23日、登山中の30代の男性がクマに襲われ、軽傷を負った。町によると、人の生活圏でのクマの出没情報は年に十数件あると言うが、登山道では「数十年聞いたことがない」という。
 県みどり自然課によると、今春以降のクマの出没は4月に3件、5月に10件、6月に8件の計21件。前年同時期と比べ5件多い。秩父市や小鹿野町での出没が目立つという。
 過去5年の年間の出没件数は、54件(2011年度)、68件(12年度)、40件(13年度)、87件(14年度)、36件(15年度)。同課は県内の生息数を約100頭と推測しているが、出没件数は1年おきに増減を繰り返している。
 県環境科学国際センターによると、クマの餌となるドングリが豊作だった年の翌年は、出没件数が増える可能性がある。豊作によりクマが栄養を蓄えることができ、出生率が上がって、翌年の出没件数が増える――と考えられるためだ。
 同センターによると、クマに襲われないためには、鉢合わせする前に人間が音を出すなどして存在を知らせ、クマのほうから逃げるように仕向けることが効果的だという。同センターの角田裕志主任(37)は「遭遇リスクを下げる努力をするのが、ほぼ唯一の対策」と話している。

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