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熊野・高野40キロ、世界遺産追加へ ユネスコが決議案

 熊野古道で知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」(和歌山、三重、奈良)について、新しい箇所を追加登録することを承認する決議案を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がまとめた。7月10日からトルコ・イスタンブールで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式決定される。
 追加されるのは、熊野参詣道の「中辺路(なかへち)」「大辺路(おおへち)」内と、高野参詣道のいずれも和歌山県内の22カ所で、計40・1キロ。新たに確認された山中の道や、保全態勢が整った神社の敷地で、政府が1月に申請していた。
 「紀伊山地の霊場と参詣道」は、和歌山の熊野三山と高野山、吉野・大峯の3霊場とそれらを結ぶ熊野古道など300キロ以上に及ぶ信仰の道で、2004年に日本で12番目に登録された。

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