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ライチョウ守るぞ、力結集 環境省と妙高市、減少原因から究明 

 妙高戸隠連山国立公園の分離独立を機に、環境省長野自然環境事務所(長野市)と妙高市は、同公園の火打山(標高2462メートル)周辺に生息し、絶滅が危惧されているニホンライチョウの保護に向け、共同で本格的に取り組む。
 ライチョウは国の特別天然記念物。火打山周辺が日本最北限で最少の生息地とされる。2007年から山頂付近一帯でライチョウの数を調べている国際自然環境アウトドア専門学校(妙高市)の長野康之自然ガイド・環境保全学科主任によると、09年に33羽以上確認できたが、年々減り、昨年は13羽しか確認できなかったという。
 なぜ減り続けるのか、専門家でも原因は分かっていない。昨年3月、国内32カ所目の国立公園として分離独立したのを機に、同省は同公園のシンボル的存在となっているライチョウの減少原因を突き止めるべく、山頂付近の生息環境の把握から着手することにした。

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